出会いを大切に(竜雲少年農場)
竜雲少年農場が開設して約40年になります。当時から利用されている利用者さんも多くおられるので、ここ数年、高齢化により体調を崩されたり、身体機能の低下や、認知機能の低下が出てきた方も見られるようになってきました。
2月4日に職員数人で高知県にある入所施設とグループホームに見学に行ってきました。どちらの施設も開設から30年以上が経過して高齢化の問題に直面し、取り組みをしている施設です。見学をさせていただき、職員の方にお話をうかがいました。医療との連携や看取りの話、家族とのつながりなど、今後の参考にさせていただけることが多くありました。
そのなかで、「利用者さんとの出会いを大切にしたい」という言葉が印象に残りました。限りある人生でお互いにせっかく出会ったのだから、この出会いを大切にしたいという思いの中でそのつどおこった出来事を考えていくうちに自然に高齢期支援や看取りについて取り組むことになったということでした。
利用者さんと過ごす日々の積み重ねの大切さを改めて感じさせられる見学でした。
生活支援員 福家
山なみ芸術祭の会場に(竜雲少年農場)
山間部にある竜雲少年農場は先週の寒波以来、朝には山の牧草地がうっすらと雪景色になる日が多くなりました。
この春に開催される瀬戸内芸術祭に合わせて、4月22日から山間部では山なみ芸術祭が開催されます。
今回は竜雲少年農場の敷地が会場の一つとして使用される予定になっており、先日、山なみ芸術祭に参加される作家さんたちが、牧草地の見学に来られました。この日は残念ながら牧草地に、雪が積もっていたため、入ることができず、駐車場から牧草地を眺めるだけになりました。
車で3分ほど下ったところでは雪はみあたらない日だったので、景色の違いに驚かれた様子でしたが、数人の若い作家さんたちが目を輝かせて雪化粧した山なみを見ておられました。この自然あふれる環境でどのような作品たちが作られるのか、いまから楽しみです。
生活支援員 福家
中学生の福祉体験学習(竜雲少年農場)
「あ!牛がおるー!」
牧草地の牛たちを発見した、中学生の第一声。
秋風が心地よく感じる9月15日(火)16日(水)、香南中学校3年生27名が竜雲少年農場に来園されました。
生徒さんの挨拶に利用者様の少し不安げな瞳・・・。それでも活動が始まると、興味津々の利用者様は「何歳?」「クラブは?」と問いかけ、場を和ませていました。
しいたけ作業、畑作業、ハンドマッサージ、牧草地の草集めなど、それぞれの活動に生徒さんも参加、交流されることで、利用者様もいつも以上に張り切り、いきいきとした表情をみせていました。
2日目はあいにくの雨・・・。
しかし、生徒さんの企画されたレクリエーションの対戦や踊りを鑑賞し、屋内活動のボルテージは最高潮に!
最後は、前日しぼった牛乳でチーズとバターを作り、生徒さんは帰路につきました。
「楽しい二日間をありがとうございました。」また、竜雲少年農場に来てください。