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最近あった、ちょっといい話(障害者相談支援センターりゅううん)

  こんにちは!
相談支援センターです

 ある日の午後、1本の電話がなりました。美術館のスタッフさんからのご相談の電話でした。美術館???
 お話をうかがってみると、療育手帳(知的障害者の障害者手帳)を提示され(提示することで一定の入館料割引を受けられます)、美術館に定期的に訪れてくれるお客様がいらっしゃるのだが、展示している作品を手で触れてしまわれるそうです。よくおいでくださる常連さんで、楽しそうに館内を鑑賞されるのだけど、何度注意をしても触ってしまう。せっかく見に来て下さったお客様に、どう対応すれば気持ちよく鑑賞していただけるか関係機関に相談したところ、当センターへの相談を勧められたと言われるのです。なんて嬉しいご相談なのでしょうか・・。
 センターにかかってくる電話の殆どは、障害がある方やその保護者、福祉サービス事業所、行政機関など、日頃から障害者に関わっている方からのお電話です。でも、初めて? 福祉関係ではない公共施設から、障害がある方への適切な対応方法を教えて欲しいとのご相談を受けたのです。本当に嬉しいお電話でした。状況をうかがいながらその方への対応についていくつかお話しさせていただきました。お話の最後に、「ありがとうございました。今度、そうやって接してみます。」と言われましたが、いえいえ、お礼を言いたいのはこちらの方です。「障害者のことは障害福祉で」ではなく、それぞれの場所、部署、集まりで障害のある方を理解し、できる配慮を考えていこうとしていただける姿勢が当たり前のことでありながら率直にとても嬉しく思えました。 

4月1日から障害者差別解消法が施行されています。障害者基本法の差別の禁止の基本原則を具体化し、すべての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的に、「差別的取扱いの禁止」や「合理的配慮の不提供の禁止」が掲げられています。今後、皆さんの生活の身近なところで、合理的配慮が普通に受けられる社会になるよう願いつつ、私たちに出来ることを実施していきたいと思います。
                                    相談支援専門員 富田


桜(竜雲あけぼの学園)

今年も桜の季節がやってきましたね。
ふと車を運転していたら・・・ついに咲いていました!
桜を見ると和やかな気持ちになれます。
仏生山公園では、満開まであと少しですが4月初めには綺麗な桜が見られる予感です。
あけぼの学園でも、もうすぐ花見があるので利用者様・保護者様が楽しんで頂けるように
準備したいと思います。                       
                                 生活支援員 松岡



春うらら(竜雲かしのき園)

 朝、夕の寒さが和らいで、
 春の訪れを少しずつ感じるようになりました。
 私は園芸という仕事柄か、徐々に咲いてくる花々を見て
 もう春だな~と感じます。
 春先におススメなのは『サイネリア』!!
 サイネリアの花言葉は「いつも快活」「喜び」です。
 『別れ』や『出会い』が多いこの季節に
 大切な方へ贈ってみてはいかがでしょうか・・
                      職業指導員 西岡
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散歩スポット(竜雲あけぼの学園)

 『おはようございます。今日も暖かくなりそうやね。』
 作業をしていると散歩に来られた方々に声をかけていただけます。
 法然寺境内、仏生山公園、平池周辺、など散歩コースには持ってこいの環境です。
 もう少しすると桜があちらこちらで咲き乱れてとても綺麗です。
 法然寺周辺を散歩されている皆様が、気持ちよく過ごすことが出来るように
 心を込めて掃除し綺麗な環境を整えていきたいと思います。
 お花見ついでにぶらりと散歩してみてはいかがでしょうか?
                              生活支援員 藤井



木蓮と目連尊者(法人事務局・法話)

 竜雲学園法人事務局の玄関前に2本の木蓮の木が白い花を見事に満開にさせています。
 木蓮(もくれん)、発音が同じなので目連のお話をしたいと思います。
 お盆は皆さんご存知かと思います。目連尊者にまつわるお話なんです。お盆は正確には盂蘭盆会(うらぼんえ)といいます。
 目連尊者は亡き母が今何処におられるかと思い、育てていただいた恩に報いたいと、天眼通をもって天上界より、人間界、修羅の世界などを探し求めても会えず、泣く泣く地獄道、餓鬼道とたずねて、母を見ることができました。母の姿は餓鬼の姿となっていました。目連尊者は悲哀極まり早速飯を盛った鉢を持って往き、母にその鉢を渡しました、母は喜んでその鉢の飯を得て、左の手でその鉢をささえ、右手にて飯をつかみ、口に入れようとした時、飯は火炭となってしまい遂に食することはできませんでした。目連尊者は悲号しました。すぐさま、舎衛国祇樹給孤独園に在しますお釈迦様の所へ馳せ帰り、具にこの様子をのべて、どうしたら母を救うことができるかその教えを乞うたのでした。
 お釈迦さまは「汝の母は罪根深くして汝ひとりの力にてはどうしようもない」とおっしゃられ、そして、助ける方法を教えられました。それは、7月15日に修行を終えた大勢の僧たちに世の甘美を尽くして盆に盛り供養することでした。その日、目連尊者の母は一劫(とてつもなく長い時間)も続く餓鬼の苦を脱することとなりました。
                                        常任理事 細井



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