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『最近の一冊』(地域生活定着支援センター)

 先日、吉村昭の『仮釈放』という小説を読みました。
 研修で講師の先生が紹介されていて、気になっていたものです。
 無期懲役を言い渡された主人公が、十数年に及ぶ刑務所生活を経て、仮釈放されるところから物語が始まります。



 作中では、出所後の生活への不安、親身に関わってくれる保護司への信頼、出所者の更生に理解を示す協力雇用主の元での就労の様子、無期懲役刑の受刑者として仮釈放を受けたことによる終わることのない刑期への感情などが、出所者視点で克明に描写されていました。
 そして最も印象に残ったことは、法律では裁くことのできない心の罪に、焦点が当てられていたことでした。
 実際の業務にあたって、当事者の視点をイメージし、お聞きすることで、より適切な配慮や支援ができるように心がけたいと思いました。

 

 加えて、12月14日(金)に長崎県地域生活定着支援センターの伊豆丸剛史所長をお招きして、定着センター主催で研修会を催します。
 触法障がい者・高齢者支援の先頭に立って実践されてきた伊豆丸氏の、貴重なお話を聞くことのできる機会ですので、たくさんの方にご参加いただけたらと思います。
                                         相談員 加嶋





 


『あけぼ学園 バーベキュー』(竜雲あけぼの学園)

 11月9日、晴天の中あけぼの学園では、バーベキューを行いました。



 前日の深夜に雨が降り始め、出来るかどうか不安でしたが、朝には雨も上がり、この時期にしては、とても温かく絶好のバーベキュー日和です。


 利用者様の皆さんも、この日を心待ちにされていたようでした。


 ちょうどこの日、お誕生日を迎えられた利用者様がおられます。
 あけぼの学園で、2番目の年配者です。
 いつも明るくとても元気で、ニコニコ笑顔が素敵です。
 青空の下、製麺の利用者様のコーラスで、みなさんとお祝いしました。


 外での食事はいつもとは雰囲気も変わり、みなさん食欲旺盛で、残さず召し上がられていました。



 


 これからどんどん寒くなりますが、何でもバランスよく食べて、風邪などに負けない体力をつけていきましょう。
                                        栄養士  豊島


『ミニ運動会』(竜雲かしのき園)

 10月30日、香川県総合リハビリセンター体育館をお借りして、かしのき・ぼだいじゅ合同ミニ運動会を行いました。
 種目は「リズム体操」「絵合わせ」「ボーリング」「パン食い競争」。
 赤白チーム対抗競技で、今年はどっちが勝つかな~。



 まずは、みんなでリズム体操♪
 ご家族も職員も一緒に、楽しく体をリフレッシュ。



 「絵合わせ」 赤白分かれて、お隣さんへパス!
 今年は、どんな絵が完成するかなあ。



 「ボーリング」 どのピンを狙おうかな。



 最後の種目は、恒例の「パン食い競争」
 ご家族、職員も一緒に全員参加。
 写真はカットさせていただきます・・(笑)



 今年の「絵合わせ」。
 ぼだいじゅ皆さんの、力作でした。



 今年も笑顔いっぱいで、運動会が終わりました・・。
 競技の結果はさておき、赤白チームがそれぞれに協力して、応援して精一杯頑張りました。
 10月終わりの、楽しいひと時でした。
                                管理者代理 内海



『 “やさしい社会” への処方箋』(地域生活定着支援センター)

『入り口支援』をご存知でしょうか。


 定着センターが、主に行っている支援を『出口支援』と呼びます。
 矯正施設から出所する人への支援のことです。
 『入り口支援』は、罪に問われた障がい者・高齢者が、被疑者や被告人と呼ばれる、警察に逮捕されてから、矯正施設に行くまでの段階の支援を指します。


 このたび、入り口支援に先駆的に取り組まれてきた、長崎県地域生活定着支援センターの伊豆丸剛史 所長をお招きして、定着センター主催で研修会を催します。
 触法障がい者・高齢者支援の先頭に立って、実践されてきた伊豆丸氏の、貴重なお話を聞くことのできる機会ですので、たくさんの方にご参加いただけたらと思います。
                                         相談員 加嶋





『やまなみ工房』(ぼだいじゅ)


 10月12日に、ぼだいじゅ職員の研修で、滋賀県にある「やまなみ工房」に行きました。
 ぼだいじゅで行っている、創作活動の参考になればと、就労継続支援B型事業所と生活介護事業の多機能型事業所 やまなみ工房の活動を、見学させていただきました。



 忍びの一族で有名な甲賀の里にある、自然の多い場所で、やまなみ工房の看板を見つけました。
 入ってすぐにアートな自動販売機、奥には絵がびっしり描かれた建物、テーブル等、心を奪われるものばかりです。



 自然豊かな場所で、オシャレな建物や描かれた絵を見て、思わず「アートですね。」と言葉を漏らしていました。



 〝自分らしく自由に〟その言葉の通り、利用者様ひとりひとりが、のびのびと好きな事に取り組まれ、一つの作品になっていました。



 個性豊かで、一見、カラフルな一つの絵に見えて、近くで見ると、色を変えている一つ一つに、顔が描かれている絵。



 〝正己地蔵〟一体作るのは、あっという間でしたが、その量が驚きでした。
 何千、何万体と作成され、施設のいたる所に保管されていました。



 利用者様が制限される事なく、ありのままで楽しく。
 表現活動には一切、職員は入らずに。
 用具や環境を提供し、思うままに、自由に活動されていました。
 感性が素晴らしい作品になるまでを、見る事ができ、参考にできる事が多かった、良い研修になりました。



                                      生活支援員 渡邊


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