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出会いを大切に(竜雲少年農場)

 竜雲少年農場が開設して約40年になります。当時から利用されている利用者さんも多くおられるので、ここ数年、高齢化により体調を崩されたり、身体機能の低下や、認知機能の低下が出てきた方も見られるようになってきました。
 2月4日に職員数人で高知県にある入所施設とグループホームに見学に行ってきました。どちらの施設も開設から30年以上が経過して高齢化の問題に直面し、取り組みをしている施設です。見学をさせていただき、職員の方にお話をうかがいました。医療との連携や看取りの話、家族とのつながりなど、今後の参考にさせていただけることが多くありました。
 そのなかで、「利用者さんとの出会いを大切にしたい」という言葉が印象に残りました。限りある人生でお互いにせっかく出会ったのだから、この出会いを大切にしたいという思いの中でそのつどおこった出来事を考えていくうちに自然に高齢期支援や看取りについて取り組むことになったということでした。
 利用者さんと過ごす日々の積み重ねの大切さを改めて感じさせられる見学でした。

                                       生活支援員 福家


仏生山の地図完成!!(ぼだいじゅ)

このたび仏生山の新しい店舗14店を紹介する地図が完成いたしました!!
『本格手打ちさぬきうどん 竜雲』もそのうちのひとつとして掲載されています。
今、仏生山では皆さんにまだあまり知られていない新たな店舗が次々に誕生しています。
古本屋、雑貨屋、パン屋、カフェ…などなど、古い街並みでありながら新しい洗練された店舗や空間を楽しめる場所がこの地図には紹介されています。
この地図『本格手打ちさぬきうどん 竜雲』のレジ前に置いていますので、ぜひ一度手に触れて、各店舗を訪れてみられるのはいかがでしょうか。
きっと新しい仏生山を感じられるはずです。

                                        管理者 細谷



山なみ芸術祭の会場に(竜雲少年農場)

 山間部にある竜雲少年農場は先週の寒波以来、朝には山の牧草地がうっすらと雪景色になる日が多くなりました。
 この春に開催される瀬戸内芸術祭に合わせて、4月22日から山間部では山なみ芸術祭が開催されます。
 今回は竜雲少年農場の敷地が会場の一つとして使用される予定になっており、先日、山なみ芸術祭に参加される作家さんたちが、牧草地の見学に来られました。この日は残念ながら牧草地に、雪が積もっていたため、入ることができず、駐車場から牧草地を眺めるだけになりました。
 車で3分ほど下ったところでは雪はみあたらない日だったので、景色の違いに驚かれた様子でしたが、数人の若い作家さんたちが目を輝かせて雪化粧した山なみを見ておられました。この自然あふれる環境でどのような作品たちが作られるのか、いまから楽しみです。

                                       生活支援員 福家



餅つきをしました

竜雲舜虹苑です。明けましておめでとうございます!
2016年を迎えました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、お正月と言えばお雑煮。お雑煮と言えばお餅ですよね。皆さんもお餅、食べられましたか?
竜雲舜虹苑では、12月30日に石臼と杵でお餅つきをしました。昔はどこの家庭でも年末に親戚が集まり、石臼と杵を使い餅つきをしたものでしたが、最近はそのような慣習もなくなりつつあります。その為、職員も未経験者が多く利用者様に教わりながら餅つきをしています。「あんた上手やわ」との利用者様の声に気を良くした職員が杵を振り上げると、これまた利用者の皆さんから「ヨイショッ」と掛け声を出して下さり、会場にペッタンと餅をつく音が響き渡ります。利用者の皆さんも昔を思い出し、昔話に花が咲いていました。出来たてのお餅は柔らかく、利用者様からも「美味しいよ!ほっぺが落ちるわ~」と大好評!二つ三つと召し上がられました。
懐かしさと風情を感じる年末の恒例行事、これからも利用者様と共に続けていきたいと思います。


香川県地域生活定着支援センター

このコーナー初登場の「香川県地域生活定着支援センター」、通称「定着センター」です。今後ともよろしくお願いします。定着センターは、刑務所等を出所する高齢者や障害者のなかで、出所後、帰る家もなく引き受ける人もいないため自立した生活を送ることが難しい方を必要な福祉の支援につなぎ、その後のフォローを行うセンターです。
 さて、定着センターでは数年前、1月2日に刑務所を出所される方を支援させていただいたことがありました。80歳を超え肺の病気ももつその方は、日常の生活(食事、更衣、移動、排泄など)も自力では送りかねる状態でありながら帰る家もなく、面倒を見てもらえる親族などもいなかったことから、定着センターへ出所に際しての支援の依頼が届いたのでした。聴力、理解力や判断力にも難しさがみられたその方は、刑務所での出所後の生活に向けての面接のときも、何も決まっていないのに二言目には「もうええですわ、有難う。」と面接を終えようとされるなど、なかなか話が進みませんでした。
幸いにもその方のふるさとの福祉、行政の関係機関の皆さまのご協力を経て、ご本人のことを心配していたご親族に出会い、本人への面会で福祉の支援を受けるようお話しいただき、「出所する方を受け入れることは初めてですが、それも施設の大事な役割ですから。」と受け入れてくださる高齢者の入所施設への入所がかなうことになりました。1月2日の朝、車でその方を刑務所からその施設へお送りさせていただき、私たちもほっと一安心となりました。その方は今もその施設でお元気でお過ごしで、おうかがいすると笑顔でご挨拶してくださいます。年末が近づくこのごろ、その方のことを思い出します。


*定着センターの業務の詳細はこちらでご確認できます。(厚生労働省ホームページ)


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