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KSB瀬戸内海放送 特集(地域生活定着支援センター)

 3月7日(月) KSBニュースにて、香川大学の学生とともに出所した元受刑者の再犯を防ごうと、地域に「居場所」を作る活動に取り組む様子が放映されましたので、ご紹介させていただきます。
 取材いただき、感謝申し上げます。
                                      センター長 福家



『知的障害のある犯罪行為者への支援を学ぶ研修会(基礎研修会)2020』のご案内(地域生活定着支援センター)

 独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園より WEB 研修の案内が届きましたので、お知らせいたします。



 4か月の期間中、無料で配信されるようです。
 研修にはなかなか足を運ぶことが難しい方にも、参加しやすくなっています。


詳細は、こちらの案内をご確認ください。


                                         相談員 加嶋


『刑務所の運動会』(地域生活定着支援センター)

 運動会のシーズン、町のあちらこちらで賑やかな歓声が聞かれるようになりました。
 そんな中、先日高松刑務所でも運動会が催され、観覧させていただきました。

 刑務所で運動会が催されていることに驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの刑務所では毎年の恒例行事として、広く親しまれているそうです。



 運動会当日は、時々小雨の降る天候でしたが、会場は受刑者の方々の活気に満ちていました。
 雨など、ものともせず、上着を脱いで半そでになる方もたくさん見られました。

 競技は、チーム対抗で行われます。
 刑務所には、刑務作業があるのですが、その作業は、複数ある工場や洗濯などの係ごとに組織されています。
 競技のチームは、それぞれの工場や係ごとにあるため、20弱ものチームで争う形でした。
 競技は、『玉入れ』や『ボールころがし競争』など全部で5種目行われました。
 特に大きな盛り上がりを見せたのは、『水入れ競争』でした。
 黄色やピンクなどカラフルな色水の入ったバケツからコップで水をすくい、25メートル先のボトルに色水を入れる量を競うゲームです。 
 コップは各チームに1個ですので、参加者の方々は猛ダッシュされます。
 必死に走る姿や熱のこもった応援は、見ているこちらの胸も熱くなりました。

 また、競技中に転倒された方をチームのみんなが助けてあげる場面や、最下位でゴールされた方がガッツポーズをされる清々しい場面も見られました。

 社会とはかけ離れたイメージを刑務所に持たれる方も多いかもしれませんが、改善と更生に向けた処遇の一環として、こういった人間味溢れる行事も実施されています。

  

 なお、来月11月9日(土)10日(日)には、高松刑務所の矯正展が開催されるそうです。
 刑務所見学や、刑務作業品の展示販売(庵治石や民芸たんすなど見ごたえあります)、ステージイベントなどが行われてますので、ご興味のある方は、ぜひ足を運ばれてみてください。

 刑務作業品の一例:




<高松刑務所矯正展>
 11月 9日(土) 午前9時~午後4時
 11月10日(日) 午前9時~午後3時

 なお、様々な刑務作業品の情報は、以下よりご覧になれます。

刑務作業品の情報は、こちらよりご覧いただけます。

                                         相談員 加嶋


『香川県にも犯罪被害者支援条例を!』(地域生活定着支援センター)

 シンポジウム「香川県にも犯罪被害者支援条例を!」のご案内

 現在、全国各地で犯罪被害者支援に特化した条例を制定する動きが盛んであり、令和2年度制定予定を含めると、全国20の都道府県で同条例が制定されることとなります。
 四国管内では、高知県において令和2年度に制定予定と聞いております。
 しかし、香川県では、犯罪被害者支援に特化した条例は存在しません。
 同じ被害に遭っても、条例のある都道府県に居住している被害者が受けられる支援を、香川県に居住していると受けられないという事態が現実に起きています。
 そこで、広く市民の皆様と、犯罪被害者支援に特化した条例を制定する必要性等をともに考え、条例制定の機運を高める契機となるよう、別紙のとおりシンポジウムを開催いたします。
 多くの皆様に、ご参加いただきたいと思います。
                                         相談員 髙木





『最近の一冊』(地域生活定着支援センター)

 先日、吉村昭の『仮釈放』という小説を読みました。
 研修で講師の先生が紹介されていて、気になっていたものです。
 無期懲役を言い渡された主人公が、十数年に及ぶ刑務所生活を経て、仮釈放されるところから物語が始まります。



 作中では、出所後の生活への不安、親身に関わってくれる保護司への信頼、出所者の更生に理解を示す協力雇用主の元での就労の様子、無期懲役刑の受刑者として仮釈放を受けたことによる終わることのない刑期への感情などが、出所者視点で克明に描写されていました。
 そして最も印象に残ったことは、法律では裁くことのできない心の罪に、焦点が当てられていたことでした。
 実際の業務にあたって、当事者の視点をイメージし、お聞きすることで、より適切な配慮や支援ができるように心がけたいと思いました。

 

 加えて、12月14日(金)に長崎県地域生活定着支援センターの伊豆丸剛史所長をお招きして、定着センター主催で研修会を催します。
 触法障がい者・高齢者支援の先頭に立って実践されてきた伊豆丸氏の、貴重なお話を聞くことのできる機会ですので、たくさんの方にご参加いただけたらと思います。
                                         相談員 加嶋





 


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