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人との出会い(定着支援センター)

 定着支援センターではいろいろな関係機関の方々に協力いただいたり相談させていただいたりしています。4月は職員の異動の時期でもあります。今までお世話になった方々も異動になり、また新しい方との関係作りが始まります。

 新しい担当者の方と新たな関係を作っていく事は、簡単なことではありませんが、実は新しく相談できる方が増えたり、お世話になった方が別の部署で再びお世話になり、つながりやすくなったり、と利点もたくさんあります。
これからも人とのつながりを大切に業務に励んでいきたいと思います。   
                                        相談員 福家


支援の中で感じること(定着支援センター)

 定着支援センターは、刑務所を退所される方で、障害もしくは高齢のため自立した生活が困難な方の住む先(施設やアパート)を調整したり、必要な福祉の支援(生活保護や介護、障害のサービスなど)におつなぎしていく役割を担っています。対象の方は、これまで相談する人がいなかったり、必要な福祉の支援につながらなかったことで何度も同じ罪を繰り返し、刑務所の入退所を繰り返してしまうのが現状でした。中には80歳近くになってようやく福祉の支援につながることができた方もおられます。
 このように高齢の方も多いことから、支援させていただいている方が亡くなる場面に出会うこともあります。多くの方々は身寄りの方、お葬式をあげてくれる身内の方や見送ってくれる友人、知人もおられず、そのお見送りは寂しさを禁じえません。支援者として最後にできることはなんだろう?と考えることもあります。
 このような時、法人内の僧籍を持った職員に協力を依頼し、ボランティアで読経をお願いし、センター職員も立ち会い、せめてものお見送りをさせていただいています。人生の最期に係わらせていただくことには感慨深いものがあります。
 支援者としてできることに限りはあるかもしれませんが、ご本人が少しでも安心して旅立つことをお手伝いすることができればと思います。
                                        相談員 石塚


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