法人事例報告会開催(人財育成委員会)
| 人財育成委員会
2月19日(金)香川県リハビリテーションセンターを会場に、約100名の職員が一堂に会し、「法人事例報告会」が開催されました。同じ法人にいても他事業所の取り組みを知らないという課題の解消、日々行っている支援や介護を見つめ、職員の意識やサービスの向上に繋げることを目的として、平成23年度より開催され今年で5回目を迎えています。
今年度は、ケアハウス竜雲副主任ケアワーカー、香川県地域生活定着支援センター長、竜雲あけぼの学園生活支援員の3名が各事業所を代表して発表しました。50年前、知的障害児施設として開設された竜雲学園の歴史を振り返り、現在は障害者・高齢者等様々な分野で地域の中で福祉を展開していることがよくわかりました。
「生活を共感し、共に生きてゆく」という竜雲学園の理念に沿って、今後も利用者様のより良い暮らしの実現に向けて支援していこうと参加者は皆心に刻んだことでしょう。竜雲学園の職員としての誇りを持ち「伝統」を守っていけるように、皆で協力し努力していきたいと思います。
竜雲舜虹苑 介護支援専門員 松原
プラダー・ウィリー症候群をご存知ですか?① (障害者相談支援センター りゅううん)
こんにちは!
相談支援センターです
あまり耳にした事がないという方が多いかもしれませんが、プラダー・ウィリー症候群(以下PWS)は、新生児期の筋緊張低下および、哺乳障害、幼児期からの過食と肥満、発達遅延、低身長、性腺機能不全などを特徴とする症候群です。
私は相談支援センターに異動となり7年になりますが、ちょうど7年ほどのお付き合いになるPWSの方がいます。初めは何も分からず、書籍を購入しスタッフ間で勉強しました。臨床遺伝専門医 長谷川知子先生が監修した「プラダー・ウィリー症候群 先天性疾患による発達障害のことがわかる本」がその本です。
先生の言葉には、『 ~少しは知っているという人でも、食欲がコントロールできず太ってしまう病気、という認識にとどまっていたりします。じつは、PWSは肥満の問題もさることながら、社会に適応しにくい問題のほうが、深刻です。PWSの人たちは認知の仕方が少し変わっているため、周囲の人々には思いもよらない行動としてあらわれ、トラブルを起こしがちなのです。しかし認知は目に見えにくい特性なので、この病気を知らない人たちからは、「困った子」「親のしつけがなっていない」などと誤解されてしまいます。こうした誤解でPWSの人や家族はつらい日々を送っています。~ 』と記されています。
ご本人やご家族のみなさんは、本当にいろいろな問題や不安と格闘する日々を送っています。こだわりの強さや癇癪の爆発ばかりが注目され、誤解を受けてしまいますが、本来は、明るい性格で心が優しく、頑張り屋さん、世話好き、責任感が強く完璧主義・・といった長所をたくさん持っている方々なのです。
多くのみなさんにPWSのことをもっと知って頂くため、ときどきこの場でご紹介させて頂きたいと思っています。
相談支援専門員 富田